Plesk12 ✕ Nginxでgzipを有効にする方法
わたくしGMOクラウドVPSでWordPressを使ったアダルトブログもやってまして結構アクセスも有るのですが、gzipを有効にするのを忘れておりました・・・。gzipはサイト高速化には必須で、Plesk12の管理画面上から簡単に設定出来るのでまだやられてない方は参考までに。
目次
gzipとは
gzipとは!と語れるほどまあ僕もそんなに詳しくないのですが、まあファイル圧縮の事ですね。zipとかlzhとかそんな感じ。パソコンでもファイルを圧縮してメールに添付して送る、みたいな事をよくやりますがあれとおんなじで、サーバー側でウェブのファイルをgzipに圧縮してブラウザでgzipを解凍してウェブサイトを開く、と。
当然サーバー⇔ブラウザ間のやりとりはファイル容量は少ない方が良いわけでして、このgzipでファイルを圧縮すればそれだけ容量が少なくなりページ表示も早くなるというわけですね。
Plesk12 ✕ Nginxでgzipを有効にする方法
というわけで今僕のアダルトブログが動いているGMOクラウドVPSのPlesk12からgzipを圧縮する方法でございます。この設定をするにあたりぷれつくの「Nginxの追加ディレクティブを使って conf の設定をしよう」を参考にさせて頂きました。
まずはPlesk12のコントロールパネルにログインし、トップ画面に表示されている「Apacheとnginxの設定」をクリック。
次にページ下部に有る「nginx追加ディレクティブ」にgzipの設定を記述。黒い画面から繋いでやらなくて良いのでPleskってほんと便利。gzipの設定記述は以下のような具合。
gzip on; // gzip開始宣言
gzip_http_version 1.0; // gzipを使うときのHTTPバージョン。1.1も有るようだが、違いは不明・・・
gzip_types text/plain // 圧縮するファイル形式
text/xml
text/css
application/xml
application/xhtml+xml
application/rss+xml
application/atom_xml
application/javascript
application/x-javascript
application/x-httpd-php; // ?
gzip_comp_level 1; // gzipの圧縮レベル。1〜9まで有るが、高過ぎるとCPU負荷がかかるしそんなに圧縮率は変わらないようだ。
gzip_proxied any; // ?
gzip_vary on; // ?
gzip_buffers 4 8k; // gzipで使うバッファのサイズ
gzip_min_length 1100; // gzip対象とする最小ファイルサイズ
以下コピペ用。ちなみに他にも設定出来るのですが、あまり要らなそうなので僕は省きました。その他の設定と各説明は「Nginx でgzipを使うには」の方が詳しくのっているので参考までにどうぞ。
gzip on;
gzip_http_version 1.0;
gzip_types text/plain
text/xml
text/css
application/xml
application/xhtml+xml
application/rss+xml
application/atom_xml
application/javascript
application/x-javascript
application/x-httpd-php;
gzip_comp_level 1;
gzip_proxied any;
gzip_vary on;
gzip_buffers 4 8k;
gzip_min_length 1100;
これをnginx追加ディレクティブ内に記述して「適用する」を押せばすぐに適用されます。nginxのリスタートは特に必要有りません。
gzipの未適用・適用時の速度の比較
gzipの未適用と適用でどれだけ差が有るのか検証。検証にはいつものごとく「GTmetrix」を使用いたしました。
gzip未適用時
PageLoadTimeが4.6sで、TotalPageSizeが1.12MB。
gzip適用時
PageLoadTimeが4.4sと0.2s早くなり、TotalPageSizeが884KBと236KBも軽くなりました。236KBってデカいですね!この違いはかなり大きい。
結論。gzip設定は忘れるべからず
これからサイト作る人も今サイト運営している人もgzipの設定は忘れずに行っておきましょう!サイトのサイズがかなり軽くなりページ表示も早くなります。
SPONCERD